契約合意が発表されたウィルカーソンは成功間違いなし⁉ ウィルカーソンの獲得発表から一夜明けても、虎番たちは新助っ人の話題で盛り上がっていた。
「ウィルカーソンという名前が、まだしっくりこなくて、僕らは『ウィルキンソン』と呼んだりしていますけど…」
そら炭酸水の名前やろ! いきなりボケてくれたのは虎番原田遼太郎。でも、気持ちはめちゃくちゃわかる。チームの目立った動きも少ない中、寒空の下、必死で明日の新聞のネタを考えていると、どうしても、こんな語呂合わせを誰かが発見し、記者連中で盛り上がってしまう(そこらの居酒屋のオジサンと一緒かも⁉)。
「お手頃で、世界的なシェアを誇る強炭酸水という感じでいいじゃないですか。ウィルカーソンもシュワッと…」
シュワッと抑えてくれたらいいけど、どんどん点数が入っちゃう〝噴水〟状態になるのは勘弁してくれよ。来日する右腕がどんなコメントをするのか、どんな球を投げるのか、今から楽しみだ。
とはいえ、これまでのパターンに当てはめれば、ウィルカーソンは大活躍する。
最速152キロ。制球力抜群。奪三振率が高い。そんなことはよろしい。
阪神がリーグ優勝したときの助っ人たちを見ると、1964年に29勝を挙げたバッキー、85年に54本塁打をマークしたバース、2003年に10勝を挙げたムーア、05年に巧打好守で活躍したシーツ。ぜ~んぶ! 音引き(ー)がついている。
しかも! 米ネバダ州にはカーソンシティが存在。ウィリアムス(米アリゾナ州)、〝フィルダー〟シュタット(ドイツ)、バース(イングランド)、〝マートン〟パーク(ロンドン)などなど都市名の助っ人たちは、かなり期待できる。ちなみに、これは有名になったけど、ヒルトン、ハイアット、コンラッド…日本にあるホテルと同じ名前は今ひとつ(仙台にはグリーンウエルというホテルもある)。
「球威というよりも、コントロールがあれば日本で活躍できる」
甲子園クラブハウスで行われた佐藤輝、伊藤将らを対象とした新人研修会の取材を担当したビヤ樽編集委員、三木建次がマジメに力説する。ふ~ん。たぶん、誰かOBの方から聞いた話なんだろうなぁと思っていたら…。
「外国人の活躍のヒケツは、虎番たちと、うまくコミュニケーションをとることや」
なるほど。星野監督は「マスコミも戦力」といったけど、外国人にとっても、あてはまりそうだ。60歳が近づいているビヤ樽と過去の助っ人との思い出を聞いてみた。
「ムーアとは一番、仲がよかったなぁ。突然、羽交い締めされたり『走れ、走れ』といわれたり…。ボーグルソンも俺を見ると、いつも相撲のマネをしてきたわ」
ほう。
「メッセンジャーからは『オールドボーイ(年を重ねた少年)』と呼ばれていたんや」
ちょっと待って。それって、思いきりイジられてるだけですやん。イジられて、独自ネタをごっそりもらったと信じたいが…。まぁ、なにより、ビヤ樽が異国の地で頑張る虎の助っ人たちの〝癒やしキャラ〟になって、好プレーにつながっていたのなら、いいか。
ウィルカーソンさん、そして、抑え候補として獲得調査しているケラー(これも「ー」!)さん、甲子園で転がっているビヤ樽でよければ、いつでもお貸ししますゾ。