試合後、記念撮影に臨む慶応大ナイン=神宮球場(撮影・桐原正道) 第52回明治神宮野球大会最終日は25日、神宮球場で決勝が行われ、大学の部は中央学院大(関東1)が慶大(東京六大学)に9―8で打ち勝ち、初優勝した。慶大は春秋のリーグ戦、全日本大学選手権と合わせた「4冠」を逃した。
慶大は2008年の東洋大以来となる「4冠」に届かなかった。主将の福井は「悔しい気持ちと、4冠という偉業は簡単じゃないと再認識できた」とうつむいた。
4点を先取するも、勢いは続かなかった。六回に逆転を許すと5―9の劣勢に。七回に広瀬のソロなどで2点、八回に橋本典の適時二塁打で1点を返し、粘り強く1点差まで詰め寄った。ただ九回無死一、二塁の好機をつぶし、万事休した。広瀬は「みんながベストを尽くした結果が負け。一歩、中央学院の方が上だった」と受け入れた。
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