男性が飛び込んだ大阪・ミナミの道頓堀川の現場=21日午後11時18分 21日午後10時半ごろ、大阪市中央区の繁華街・ミナミの戎橋東側から20代の日本人男性が道頓堀川に飛び込んだ。南署によると、男性は溺れ、駆け付けた消防隊員に救助されたが、約1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。溺死とみられる。直前に知人数人と飲酒をしていたとみられ、署が当時の詳しい状況を調べている。
署によると、男性を助けるために川沿いの遊歩道から飛び込んだ20代の知人男性も病院に搬送されたが、けがはなかった。死亡男性を救助できずに自力で岸に上がったという。
現場には消防車や警察車両が出動し、戎橋周辺には一時多くの人だかりができた。近くにいた男性会社員(47)は「川の中に男性2人がいた。若い女性が消防や警察に『この辺にいるはず』と川の方を指さして叫んでいた」と話した。
道頓堀川は、プロ野球阪神タイガースが優勝した際などに歓喜した人が飛び込んだことで知られる。リーグ優勝した2003年9月には、飛び込んだ男性1人が遺体で発見。15年1月1日未明にも新年を祝うために飛び込んだとみられる韓国人旅行客の高校生が死亡した。
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