会見に臨む米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手=15日午前、東京都千代田区(撮影・桐山弘太) 「外野手・大谷」がスタメンで出場する日はくるのか? 2022年シーズン、そのときは必ず訪れる。大谷は1試合でも多く出場したい意欲がある。1打席でも多く立ちたいと望んでいる。勝利に貢献できる自信があるからだ。
今季は「2番・投手」の〝リアル二刀流〟に加え、昨季まで設けていた先発登板の前後の欠場を撤廃した。もちろん故障には細心の注意を払いつつ〝過保護〟をやめた。
大谷の才能を最大限生かすため「やれるところまで、本人が納得するまでやらせてみよう」。それがエ軍の球団方針だ。登板前も後も出場。大谷は「負担になったことはない」と発言している。フル回転しても疲労感を訴え、自ら休養を求めたことはなかった。
だからこそ、仮に大谷自身が強く希望すれば、外野手起用は実現する。むろん、けがのリスクを管理しながら。二刀流への挑戦時と同様に外野手チャレンジにも懐疑的な声は必ずある。しかし、今季の活躍が示した才能と可能性で否定的な意見を封じた。一般論や固定観念が当てはまらないのが、大谷翔平だ。(大リーグ担当・山田結軌)
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