女子48キロ級で優勝し、メダルを掲げる立川莉奈(左から2人目)=バクー(国際柔道連盟提供) 柔道のグランドスラム(GS)バクー大会第1日は5日、バクーで男女計5階級が行われ、女子は57キロ級で6月の世界選手権2位の玉置桃(三井住友海上)、48キロ級の立川莉奈(福岡県警)が優勝した。
女子48キロ級は立川が、昨秋に52キロ級から階級変更後で初の国際大会を優勝で飾った。初戦から徐々に動きが良くなり、決勝はオーストリア選手を豪快に投げて1分足らずで一本勝ち。「タイトルを獲得できて幸せ」とさわやかに笑った。
19年まで講道館杯全日本体重別選手権4年連続2位などの実績がありながら、東京五輪覇者の阿部詩(日体大)が君臨する52キロ級を回避。パリ五輪を目指して闘う。今大会のレベルは決して高くなかったが、25歳の実力派は新天地で存在感を示した。(共同)