カレーパングランプリの受賞作品。おいしそうで個性的なカレーパンが並んだ=3日午後、東京都品川区(撮影・梶川浩伸) ブームになっているカレーパンの№1を決める「カレーパングランプリ2021」の授賞式が3日、東京都品川区の品川インターシティーホールで行われ、最高金賞などが発表された。
同グランプリは、日本カレーパン協会の主催で、2016年にスタート。今年は全国から318品が予選にエントリーし、さらに133品が本選で「今一番うまいカレーパン」の座を競った。
この中から一般の人や同協会が認定した「カレーパン検定」合格者によるネット投票で、西日本揚げカレーパン部門やチーズカレーパン部門など7部門と3つのスポンサー賞でそれぞれ特別賞、金賞、最高金賞が選ばれた。投票総数は3万846票だった。
このうち、東日本焼きカレーパン部門の最高金賞は、ブレッド&コーヒーイケダヤマ(東京都品川区)の「スパイシービーフカレーパン」。授賞式で市川佳奈店長(31)は「たくさんのお客さまから応援してもらえて取れた。とても光栄に思う」と感激した様子。
この商品は揚げていないのに揚げたようなサクサク感と、角切り牛肉のごろごろ感が特徴という。同店の落合菜月さん(29)は「生地にパン粉をつけて焼くことでサクサク感を出したが、シェフが何度も作り直して苦労していた」と話し、大喜びしていた。
また同協会は、過去の受賞商品の人口当たりの数をもとに「カレーパンおいしい県ランキング」も発表。1位東京都、2位京都府、3位広島県となっている。
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