3安打1打点の活躍をみせた明秀日立・小久保快栄内野手=ノーブルホームスタジアム水戸(撮影・森祥太郎) 高校野球秋季関東大会(2日、準々決勝、ノーブルホームスタジアム水戸)4試合を行い、ベスト4が出そろった。明秀学園日立(茨城)は高崎健康福祉大高崎(群馬)に11―4で勝利し、2018年以来2度目となる来春の選抜大会出場を当確させた。ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督(50)を伯父に持つ小久保快栄(かいえい)内野手(2年)が3安打1打点と活躍。ほかに木更津総合(千葉)、浦和学院(埼玉)、山梨学院が4強入りし、来春の選抜出場が確実となった。
3安打1打点の活躍をみせた明秀日立・小久保快栄内野手=ノーブルホームスタジアム水戸(撮影・森祥太郎)■来春センバツ当確ランプ 偉大な伯父の背中を追いかける。明秀日立・小久保が3安打1打点。チームを4強に導き、来春の選抜大会出場に当確ランプを灯した。
「今までやってきたことが報われた。初球から思い切って振ったことで流れをつくることができた」
NPB通算413本塁打を放ったソフトバンク・小久保2軍監督を伯父に持ち、身長188センチ、体重79キロと恵まれた体格。二回に中越え二塁打を放つと、四回は中前適時打、五回は遊撃内野安打を放った。
■「関東のてっぺん取りたい」 小学生の頃、2017年まで侍JAPANの監督を務めた伯父の試合を何度も観戦。高校入学時には「思い切って自分らしくやってこい」とエールを送られた。
青森・光星学院高(現八戸学院光星高)の監督時代に巨人・坂本勇人を育てた金沢監督は「(坂本と)同じような体格をしている。内角のさばき方が秋にかけて急成長した」と目を見張る。小久保は「関東のてっぺんを取りたい」と、学校初の関東王者を見据えた。(森祥太郎)
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