岡本和(中央)はランニングなどをこなした後、練習を早退した(撮影・中井誠) 巨人は31日、東京ドームで全体練習を行った。主砲の岡本和真内野手(25)が練習中に異変を訴えたもようで、打撃練習を回避。6日に始まる阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(甲子園)に不安を残した。
岡本和は守備練習中に脇腹を押さえるようにしてベンチ裏に消えると、ティー打撃やフリー打撃をキャンセル。ドームに緊張が走った。
今季は全143試合で4番に座り、39本塁打、113打点。自己最多を更新した本塁打は村上(ヤクルト)と並んでリーグ1位、打点は1試合を残す村上に1点差。2年連続2冠を獲得すれば球団では1976、77年の王貞治以来44年ぶりの快挙となる。
原監督は主軸の打撃練習回避について「疲れているんじゃない?」と説明。大事を取ってのことかという質問に「と、思いますよ」と軽症を強調した。3位から下克上の日本一を狙うには4番の働きが不可欠なだけに、万全の調整が求められる。
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