カムカムエヴリバディに出演するSixTONESの松村北斗と上白石萌音(右) 女優、上白石萌音(23)と人気グループ、SixTONESの松村北斗(26)が出演する11月1日スタートのNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜前8・0)の取材会をオンラインで行った。
日本中の朝の始まりを告げる朝ドラ出演に上白石は「初めて憧れた女優さんが井上真央さん。その作品が『おひさま』(2011年上期)でした。あんなお芝居がしたい、感動を届けてみたいという気持ちがお仕事をする上でずっとあったので夢がかなったというか、出演が決まったときはあこがれに一歩近づいた気がしました」と目を輝かせた。
カムカムエヴリバディに出演するSixTONESの松村北斗松村は出演決定の瞬間を懐古。2次オーディション後、もう一回オーディションがありそうと周囲と話していた数日後にジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(39)から「頑張ってね、朝ドラ。良かったね決まって」と不意に伝えられたという。松村は「ヌルッと知ってしまったので、『よっしゃー!』という瞬間はなかったです。そういう意味では朝ドラオーディションにリベンジしたい」と裏話を明かした。
同作は、昭和、平成、令和を通じ、ラジオ英語講座とともに歩んだ親子3世代の100年間をリレー形式で描く物語。ヒロインは上白石萌音(23、祖母)、深津絵里(48、母)、川栄李奈(26、娘)の3人が務める。上白石は「先日ポスター撮影を3人でしたんですけど、深津さんにお会いしたときに、『大きくなったね~』って。(深津演じる)るいが小さかったときの思い出話をいっぱい深津さんにしてしまいました。すごく感慨深い気持ちでした」と笑顔。松村は上白石扮する初代ヒロイン・橘安子の運命を動かす、地元で有名な名家の跡取りの大学生役で、雉真稔(きじま・みのる)を演じる。
ラジオ英語が題材だけあって、劇中でも英語を話す場面があるが、上白石は「学生時代、全教科で一番英語が好きでした」と得意げ。流ちょうな英語を披露する松村は高校時代は勉強に目覚めた時期があったと言い、「休み時間も教科書読んだり、赤信号で止まっては教科書開いたり。同じ高校に今のメンバーがいたんですけど、その時期は二宮金次郎と呼ばれていました」と笑わせた。当時の英語の特徴をつかむのに苦労したといい、撮影を終えた今でも英語の勉強を続けている。
カムカムエヴリバディに出演するSixTONESの松村北斗と上白石萌音(左)コロナ禍での撮影となり、テストまでフェイスシールドをするなど感染対策を徹底。上白石は最初は戸惑ったが、「フェイスシールドがあるのとないのでは感じ方が全く違うので、本番ですごい新鮮にお芝居ができるんです。途中からはこれを利用しようと思いました」とプラスにとらえたようだ。一方松村は「おはぎのつまみ食いができない。前のだったらついつい1個くらいバレないかなって思っていたけど、それがもうできないって苦しいです」とコロナ禍での苦悩?を語った。
初の朝ドラ出演に松村は「祖父母の方とその孫が同じ作品で同じ話ができるというのが、今は朝ドラくらいしかないんじゃないかなというのは感動ですね。それを撮影中にもっと強く思っていたら、プレッシャーでやられていましたね」と間近に迫った公開を心待ちにしている。