サッカーの第101回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は27日、川崎市等々力陸上競技場などで準々決勝4試合が行われ、準決勝(12月12日)の組み合わせは川崎-大分、浦和-C大阪に決まった。
2連覇を狙う川崎は脇坂のゴールなどで鹿島に3-1で快勝した。大分はJ2で唯一勝ち残った磐田を2-0で下して初の4強入り。C大阪は名古屋を3-0と圧倒し、浦和はG大阪に2-0で勝った。
J2勢で唯一8強に残っていた磐田は後半途中に大津らを投入して攻勢を強めたが、ゴールを割れなかった。体調不良の鈴木監督に代わって指揮を執った服部ヘッドコーチは「まだまだ足りないところがあった」と敗戦を受け入れた。
首位に立つリーグ戦は大詰めを迎え、この試合はルキアンを除いて主力以外の選手で臨んだ。数週間前にぎっくり腰になり、この試合がぶっつけ本番だったという今野は「急造チームみたいで難しさもあった。この悔しさを晴らせるように残りのリーグ戦につなげられたら」と切り替えた。(静岡)
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