2回、打者・柳町から適時二塁打を浴び、しゃがみ込むロッテ先発の美馬学=ZOZOマリンスタジアム(撮影・荒木孝雄) (パ・リーグ、ロッテ7-15ソフトバンク、ソフトバンク12勝10分3分、最終戦、25日、ゾゾマリン)ロッテは序盤の大量失点が響き、首位陥落。この日オリックスが敵地で楽天に勝ったため、残り3試合で、1敗もできない状況に追い込まれた。
試合は序盤で崩れた。四回までに大量10失点。先発の美馬が1回⅔を6安打7失点で、ソフトバンク打線にKOされた。
楽天からFA移籍2年目の右腕は、前回登板した10月18日の西武戦で7回4安打1失点。6勝目を挙げて、優勝へのマジックナンバーを7から6に減らした。当初、この日の先発はドラフト4位・河村(星槎道都大)だったが、西武戦の好投で美馬に変更された。
二回、1死からエチェバリアの失策をきっかに失点を重ねた。自責点は0だったが、わずか39球でマウンドを降りた。
1-7の二回2死二塁から2番手で登板したのは、今季21試合すべて先発の岩下。しかし、登板直後、デスパイネに左前適時打を浴びた。三回は柳町にプロ初本塁打、四回は栗原、六回は中村と計3本塁打を喫した。
ロッテは残り3試合で、優勝するには最終勝率・561となる2勝1分け以上が条件(オリックスは最終勝率・560)。16年のリーグ優勝に向け、崖っぷちに立たされた。
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