試合に勝利し阪神・高橋(右)を迎える矢野監督=甲子園球場 (撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、阪神6ー1中日、24回戦、阪神14勝8敗2分、21日、甲子園)一回に内野ゴロの間に先制した阪神は二回に敵失と島田海吏外野手(25)の2点二塁打で加点。七回にも2点を追加して、快勝した。4勝目(2敗)を挙げた高橋遥人投手(25)は九回のマウンドに上がったものの、降板。近本光司外野手(26)は二回の守備から交代した。試合後の矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。
ーー高橋が素晴らしい投球だった
「本当に安心して見ていられる投球でしたし、ハルトらしい強いボールがいってたんじゃないですかね」
ーー九回は一度マウンドに登ってから投げなかった。アクシデントがあったと想像できるが
「まあそうですね。いけなくはなかったんですけどね。ちょっと違和感あるんでね。ちょっと無理させないで、おこうかなというところです」
ーー違和感というのは肩か肘か
「まあそれはちょっと…はい」
ーー近本も途中交代
「近本もね、あまり張りが出たことなかったんで。ずっと出ているんでね。これ以上悪くなるということは避けたかったんで、代えました」
ーー大事を取ったという表現でいいか
「と思っています」
ーー残り3試合に向け
「ヤクルトの結果はもちろん気になるんですけど、僕たちは残り全部勝つしかできないんで。まずは目の前の試合を取って、全部勝つというのを全員で戦う姿を見せていきたいと思います」
(囲み)
ーー高橋はポストシーズンに向けて大事を取った
「今すぐどうとは言えないけど。まあ無理はさせないでおきたかった。それは今後を見て」
ーー島田の存在感
「結果的にあいつが頑張ることがチームのためになるんでね。それよりも、もっともっとハングリー精神を持ちながら俺を使えっていう姿勢と結果を見せていく事の方が必要やし。もっとガンガン、ハングリーにきてほしいなと思ってる」
ーー近本は病院に
「一応行ってるんじゃないかな。まだ結果も何もないし。今後のことは正直分からない」
ーー島田が活躍したり、他の外野手ででカバーも
「近本はねえ、なかなか外せない選手なんで。気にはなるけど。俺が何かできることじゃないんで。軽症を祈るけど。出られないってなるんであれば、それは残っているメンバーでしっかりやっていくしかないんで」
ーー坂本マスクでここ3試合で1失点
「元々ピッチャー心理とか、打者心理とかは幅広く見て感じてできる選手なんで。また試合に出ていない時の準備もさすがやなって思わせてくれるところもあるし。それはキャッチャーって出ている時だけじゃないんでね。試合前もそうだし、試合中もそうだし、試合外もそうだし。そういうところではアイツは準備からレベルが高いし。共同作業なんでね。誠志郎の意思がピッチャーに伝わって、お互いの気持ちを一致させて、どう投げていくか。また打たれた時は次、どうしていくかというものを積み重ねていけるようなキャッチャーのタイプなんでね。そういうところが、しっかり意思疎通できているっていうのが、こういう結果につながっていると思う」
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