大橋悠依選手(右)と木村敬一選手(左)からプレゼントされた記念プレートを手にする、滋賀県の三日月大造知事=18日午後、大津市 滋賀県は18日、東京五輪の競泳女子個人メドレーで2冠を達成した大橋悠依選手(26)と、パラリンピックの競泳2種目で金メダルと銀メダルを獲得した木村敬一選手(31)の2人に「県民栄誉賞」を授与した。草津市もこの日、大橋選手の母校、県立草津東高で市民スポーツ大賞の「最高栄誉賞」を贈った。
大橋選手は彦根市、木村選手は栗東市出身。三日月大造知事が県民栄誉賞の表彰状や琵琶湖の水草で染めたガラスの花器や近江牛などを贈呈した。2人は知事にそれぞれの名前入りの出場記念プレートをプレゼントし、木村選手は自著も手渡した。
県民栄誉賞は2人の功績をたたえ県が新設した。贈呈式の後、大橋選手は「木村さんと2人で祝ってもらってうれしい限りです」と笑顔。木村選手は「五輪とパラリンピックの選手が同じ日に同じ賞をいただいたことに、社会や時代の変化を感じすごくうれしく思う」と語った。