衆院が解散され、議員が引き揚げた本会議場=14日午後1時8分 与野党は14日、衆院解散を受けて31日投開票の総選挙へ事実上の選挙戦に突入した。新型コロナウイルス対策や今後の経済政策が争点となるほか、安倍、菅両政権から続く約9年の「自民1強」体制の在り方も問われる。岸田文雄首相は自民、公明両党の勝利と政権継続への決意を表明。立憲民主党の枝野幸男代表は1強政治に終止符を打つと訴えた。17日間の短期決戦がスタートした。
政府は今夕の臨時閣議で「19日公示、31日投開票」の衆院選日程を正式に決定。夜には首相が官邸で記者会見に臨み、解散に踏み切った理由などを説明する。
首相は衆院本会議での解散を受けた自民党幹部へのあいさつ回りで「これから厳しい戦いが控えている。ぜひ力を合わせて全力で戦い抜きたい。力添えをお願いする」と述べた。一方、枝野氏はNHK番組で「1強政治を終焉させなければならない」と記者団に語った。
この記事をシェアする