男子110メートル障害 優勝した野本周成=多治見市星ケ台競技場 陸上の中部実業団選手権最終日は9日、岐阜県多治見市星ケ台競技場で行われ、男子110メートル障害は日本選手権4位の野本周成(愛媛競技力本部)が向かい風0・3メートルの条件の下、13秒65で優勝した。
男子110メートル障害を制した野本は「もう一回走りたい」と悔しさをのぞかせた。「スタートで遅れたと思ったら、焦って1台目に響いた」と序盤の出遅れが痛かった様子。何度も障害に接触したが終盤に立て直し、順位を上げた。
愛媛県のスポーツ専門員として今年の国体に主眼を置いて練習してきたが、中止となって秋の予定が狂ったという。最近はハードルの踏み切りに生かそうと走り幅跳びに出るなど試行錯誤で技術向上に努めている。
今季のラストレースとなる16日からの田島直人記念(山口市)に向け、ハードリングの修正が必要だという。来季の目標は日本選手権で優勝し、世界選手権へ出場することに置いている。
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