東京五輪・パラリンピックのボランティアに感謝する会に出席したメダリストたち。前列左から佐藤友祈(パラ陸上)、梶原大暉(パラバドミントン)、木村敬一(パラ競泳)、後列左から清水希容(空手)、ウルフアロン(柔道)=日本財団ボラサポサポートセンター提供

東京五輪・パラリンピック組織委員会と日本財団ボランティアサポートセンターは9日、大会を支えたボランティアに感謝するイベントをオンラインで開催。メダリストらがボランティアの代表と交流し、感謝の言葉を述べた。

「ボランティアがいなければ大会は成り立たなかった」と感謝したのは、出席した五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフアロン(25)=了徳寺大職。パラリンピック競泳・視覚障害(S11)男子100メートルバタフライ金メダルの木村敬一(31)=東京ガス=も「試合前は緊張で吐き気がするほどだが、そんな時に日本語で『頑張れ』といってくれ、うれしかった」と話した。

大会では、無観客の中でボランティアの声援が選手を後押しするなど、「おもてなし」の心がこもった活動が世界から高く評価された。イベントでは多くの日本代表選手からの感謝のビデオメッセージも紹介された。

視覚障害者でボランティアを務めた秋吉桃果さんは「(他のボランティアと)お互いに困ったことをサポートしながら、一緒に活動することの素晴らしさを改めて感じられた」と振り返った。

関係者の輸送を担当した桂有梨砂さんは、出席した空手・女子形銀メダルの清水希容(27)=ミキハウス=に会いたかったそうで「神々しくて(直接)見られない」。清水が「お会いできてうれしい。ボランティアの皆さんにに勇気をもらえたので感謝している」と応じるなど、交流も。

組織委の橋本聖子会長もボランティアに感謝の言葉を述べつつ、「われわれのジャーニーはここから。この経験を持ち帰ってボランティア活動を継続し、よりよい未来を切り開いてもらえれば、レガシーとなる」。ボランティア文化を根付かせてほしいと願った。

日本財団ボラサポでは大会のレガシーとしてボランティア文化醸成を目指し、新たなプラットホーム「ぼ活!」(https://www.vokatsu.jp)の開設を発表。AIを活用した活動機会の提供や、2024年パリ大会を見据えたフランス語講座、手話通訳セミナーなどを通してボランティア活動の楽しさや機会創出を行う。

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