オンライン取材に対応したカーリング女子日本代表ロコ・ソラーレの(左から)石崎琴美、藤沢五月、鈴木夕湖 カーリング女子で2018年平昌冬季五輪銅メダルのロコ・ソラーレが29日、来年2月開幕の北京五輪出場に向けた海外遠征を前にオンラインで取材に応じ、スキップの藤沢五月(30)は「遠征は久しぶりなので楽しみ。最終予選に出たかったであろう他のチームの思いもしっかり背負って戦わないと」と力を込めた。
この日カナダに向けて出発し、11月まで4つの国際大会に出場予定。スイスでの合宿を経て、12月の五輪最終予選(オランダ)で9カ国中、3位以内に入れば出場権が獲得できる。
約3カ月の〝旅のお供〟にセカンドの鈴木夕湖(ゆうみ、29)はオカリナを持ち込む。「景色がきれいな所に行ける。そこで吹きたい」。始めて3年、得意な曲は「ちょうちょう」。独自のリラックス法で英気を養う。リザーブの石崎琴美(42)は貼るタイプのお灸を持参。「自律神経を整えるのにいいみたい。みんなが疲れたときに貼ろうかな」と準備万端の様子だ。激闘が待つ長旅も笑顔で乗り越える。(阿部慎)