東京都は28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに248人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は340・9人に減少し、前週比は51・3%。前日と比べ、入院患者は112人減の1266人、うち重症者は8人減の117人となった。都外在住の10代男性を含む8人の死亡も確認された。
都によると、10代男性の死因は事故。死亡後に検査し陽性が判明した。事故の詳細は公表せず、「感染と事故は無関係とみられる」としている。都内で10代の感染者の死亡が確認されたのは初めて。新型コロナ感染の届け出が都内の医療機関だったため、都内の死者として計上された。
死者のうち、30代男性は8月2日に自宅で死亡しているのが見つかった後、前日に受けた検査結果で陽性が判明。40代女性は7月27日に感染が分かり、自宅療養していた同29日に死亡した。ワクチンは未接種だった。
都内の新規感染者数はピーク時から大幅に少なくなっているが、入院患者の減少ペースは鈍く、厳しい医療提供体制が続いている。
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