インターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」創始者で、元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(44)が24日放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(金曜前0・0)に出演。「2ちゃんねる」「ニコニコ動画」などで儲けた過去の年収を明かす一幕があった。
日本最大のネット掲示板でもある「2ちゃんねる」を立ち上げたきっかけについてひろゆき氏は、1999年にアメリカの大学に留学していた際に、暇を持てあましていたから作ったとし、その当時から「2ちゃんねる」のヒットは予測していたという。インターネットが普及し始めた時代に複数人でコミュニケーションをとるツールがほとんどなかったことから、「インターネットを初めて触った人が『これって面白い』『コミュニケーションの新しい形だ』と楽しんでいたので。インターネットを初めてやった人は複数の人同士のコミュニケーションにハマるだろうなってのがあった」と説明した。ひろゆき氏の考え通り「2ちゃんねる」は徐々に知名度を上げ、オープンから半年後には1000万アクセスを突破するなど人気になった。
収益については「最初はほぼなかった」としたが、広告が付くようになったほか、書き込みの内容を元に書籍化した「電車男」が大ヒット。推定印税は1億5000万円ほどで、それを「僕と作者の電車男さんと、電車男のスレッドをまとめた人がいて、三者で本の印税は分けていた」という。それを踏まえた上で当時のマックス年収は「サラリーマンの生涯年収を年で稼ぐぐらい」と、ウン億は稼いでいたことを明かした。
2006年には動画サイト「ニコニコ動画」をオープン。しかし当時はサーバーの設備に莫大な費用がかかるため、「YouTube上にかってにコメントが載せられるサービス」としてスタート。しかし「YouTubeの人たちめっちゃ怒ってて、ニコニコ動画からつなげなくされたんですよ。それでしょうがなく自前のサーバーにユーザーが投稿した動画が上がるようにした」と振り返った。
サーバーの費用がかさみ、広告が付いたとしても「赤字の期間は長かった」そうだが、「ニコニコ動画」がつぶれることを危惧したユーザーたちが有料会員になったおかげで黒字化。当時のマックス年商が有料会員費で月に5億円。広告なども合わせると「年間100億円くらいにはなった」と明かした。
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