新体操とバレエで培った柔軟性を披露した沢森。夢は大きくハリウッドの舞台だ=東京都港区(撮影・加藤圭祐)
ギャラリーページで見る黒木メイサ(33)、桐谷美玲(31)らスター女優を擁する芸能事務所、スウィートパワーが送り出す大型新人が本紙で高速メディアデビューだ! 日米ハーフの沢森咲華(えみか、16)で、ニューヨーク在住のバイリンガル。7月にリモートでスカウトされ、8月下旬に〝緊急来日〟し、2カ月足らずでお披露目された逸材は「日本はもちろん、ハリウッドでも活躍したい」と笑顔。バレエで培った柔軟性でアクションスターになるかも⁉
■黒木メイサ、桐谷美玲のスウィートパワー
吸い込まれるような大きな瞳にノーブルな顔立ち。時折見せるあどけない笑顔が初々しいニューヒロインが誕生する。
日本人の母と米国人の父を持つ沢森。生まれも育ちも〝ニューヨーカー〟で英語と日本語がペラペラな高校1年は、コロナ禍ならではのスカウト方法で運命が一変した。
知人から「美少女がいる」と紹介された事務所社長が7月14日に沢森に連絡し、日米をつないでいきなりリモート面接。これまで黒木、桐谷、桜庭ななみ(28)を発掘してスターに育て上げた〝名伯楽〟に「1秒で採用を決めた」と言わしめるオーラを放った。
■8歳で新体操、13歳からバレエ
演劇の本場、英国で劇団入りを目指すなど芝居が大好きな母に育てられた沢森は「小さい頃から芸能界に興味はあったけど、自分には縁がないと思っていた」と謙遜。一方、無意識に〝英才教育〟を受けてきた。
8歳で新体操を習い、13歳から母の勧めでバレエ教室へ。今回の取材中も開脚や側転、ブリッジを次々に披露し、天性の身体能力と感性豊かなポージングで魅せた。
中学時代は演劇会で「オズの魔法使い」の西の悪い魔女役を英語で怪演し、演技する喜びを知った。人生初の舞台だったが、いじわるなせりふ回しで圧倒し、「友達から『エミって本当は怖い人なの?』と言われた」とお茶目に笑った。
■憧れは英女優、エマ・ワトソン
美貌と才能を備えた即戦力は、一日も早くデビューするため、8月中旬に来日後、14日間の待機期間を経て今月から始動。宣材写真を撮り、本紙で取材デビューするなど憧れの世界に踏み出した16歳は「お母さんもおばあちゃんも演劇の世界を目指していた。夢を託された思いです」と確かな決意も芽生えている。
今後は日米を行き来して芸能活動を行う。憧れは英女優、エマ・ワトソン(31)で「『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役がすごく好きだった。映画『美女と野獣』では歌もダンスもすごくて、なんでもできる」と笑顔。「あと、アクションにも興味があります。舞台やドラマもやってみたいし、自分が演じた役の吹き替えも楽しそう!」と止まらない。日米にとどまらず、咲華の夢は世界でひらく。
★日本のアニメ好き
◆…沢森はネットフリックスで日本の人気アニメ「鬼滅の刃」や「進撃の巨人」にハマるなどジャパニーズカルチャーも大好き。また来日した際は、東京・多摩市のサンリオピューロランドに必ず行くと明かし、「ショーの振り付けもかなり覚えています。好きなキャラクターはマイメロとシナモロールです」と少女らしい素顔ものぞかせた。
沢森 咲華(さわもり・えみか)
2005(平成17)年7月28日生まれ、16歳。米ニューヨーク州イサカ出身。母が日本人、父が米国人のハーフ。特技は料理で、得意レシピはみそ汁と野菜炒め。趣味は乗馬、クライミング、アーチェリー、読書。好きな食べ物はすし、カレー。160センチ。
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