男子シングルス準々決勝で雄たけびを上げるノバク・ジョコビッチ=ニューヨーク(ゲッティ=共同) テニスの全米オープン第10日は8日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス準々決勝は東京五輪金メダリストで第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が勝ち、準優勝の昨年に続いて準決勝に進んだ。年間グランドスラム(四大大会全制覇)を目指す第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)も4強入りした。
男子シングルスでジョコビッチとA・ズベレフが貫禄勝ちし、準決勝は東京五輪準決勝と同じ顔合わせになった。
ジョコビッチはウィンブルドン選手権準優勝のベレッティーニ(イタリア)の強力なサーブを攻略。日付が変わる熱戦を制し「第2セットからレベルを上げられた。大会で最高の3セットだった」と納得の表情だった。
昨年準優勝のA・ズベレフは安定した戦いぶりで四大大会初の8強だったハリス(南アフリカ)にストレート勝ち。五輪の再戦に向け「自分の最高のテニスをしないと彼には勝てない」と意気込んだ。(共同)