ファーストピッチセレモニーに臨む中西清起氏=甲子園球場(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、阪神―ヤクルト、16回戦、7日、甲子園) 現役時代は阪神で投手として活躍し、引退後はコーチも務めた中西清起氏(59)が株式会社オーダースーツSADA協賛の「オーダースーツSADA Day」として開催された阪神―ヤクルト戦(甲子園)のファーストピッチセレモニーに登場した。
紺色のスーツを着て投じた注目の1球は、捕手の手前でショートバウンドし「ぶっつけ本番で、ウオームアップもできなかったけど、(投球内容は)言い訳にならない」と苦笑いした。
数年前から同社のオーダースーツを着用している中西氏は「われわれは肩とか腕の長さが左右で違ったりとか、既成のもの(スーツ)ではなかなか合わない。(SADAのスーツは)体形に合わせて、オーダーで作ってくださるので、ありがたいです」と話せば、同社の佐田展隆社長(46)は「阪神に優勝してもらって、勝ちスーツにしてもらいたい」と願った。
中西氏は今季の阪神の投手陣について「リリーフは後半戦で岩貞、岩崎だったり、小川とか、生きのいい(若い)投手も出てきている。後半は(メンバーも)そろってきたので、いい形でやれている」と評価。16年ぶりのリーグ優勝へは「若いチームで怖さを知らないので(このまま)勢いでいってほしい。大山も復調したし、あとはサトテル(佐藤輝明)かな。一発ガツンというのはほしいかなという感じはするけど、(これからが)非常に楽しみ」と期待を寄せた。
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