2本塁打を放った東海大菅生・小池祐吏内野手(撮影・森祥太郎) 一回2死一、二塁で先制となる3ランを放った東海大菅生・小池祐吏内野手(撮影・森祥太郎)秋季東京都高等学校野球大会一次予選(5日、東海大菅生8―3聖パウロ学園、東海大菅生グラウンド)夏の悔しさを晴らすべく、好スタートを切った。東海大菅生は秋季東京大会1次予選の1回戦で聖パウロ学園戦と激突し、8―3で勝利。DeNA・小池正晃外野守備走塁コーチ(41)の長男、祐吏(2年)が2本塁打を含む2安打3打点と大活躍した。
「初戦ということで気合も入った。右中間を意識して打席に立っているので、100点の本塁打でした」
「5番・三塁」で先発出場し、一回に狙っていた右中間方向へ先制3ラン。五回には左中間へ中押しのソロを放ち、高校で初となる1試合2発を記録。高校通算本塁打を9本に伸ばした。
夏の甲子園大会は1回戦(対大阪桐蔭)で八回途中に降雨コールドとなり、4―7で敗退。夏までの栄塁唯主将から「持ち前の明るいところを新チームで生かして、絶対に日本一を取ってくれ」と託された。
3季連続となる聖地へ。「(東海大)菅生には絶対に勝てないというくらい、東京で圧倒したい」と小池。最上級生として新チームを牽引(けんいん)する。(森祥太郎)
小池 祐吏(こいけ・ゆうり)
2004(平成16)年8月17日生まれ、17歳。横浜市出身。小学1年時に野球を始め、小学6年時にはDeNAベイスターズジュニアに選出され、12球団ジュニアトーナメントで優勝。岩崎中では中本牧シニアに所属。東海大菅生高では1年秋からベンチ入り。50メートル6秒4。遠投90メートル。180センチ、81キロ。右投げ右打ち。家族は両親、妹、弟。