テニスの全米オープン第5日は3日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス3回戦で第2シードのダニル・メドベージェフ(ロシア)は勝ち、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は敗れた。
世界ランキング3位のチチパスが世界55位で初出場のアルカラスに不覚を取った。最終セットでは18歳の新鋭の強烈なサーブに押され、第3セットに続いてタイブレークを落とし「彼はいずれ四大大会で優勝を争う選手になる」と実力を認めた。
今大会では1回戦で当たった元世界1位のA・マリー(英国)にチチパスのトイレ休憩が長すぎると批判されるなど一部で物議を醸した。この日の記者会見でも同じ趣旨の質問を受け「少し長いかもしれないが、通常の選手と同じように取っている。もし制限時間のルールがあるのなら、それに従おうとするだけだ」と主張した。(共同)