国際パラリンピック委員会(IPC)は1日、競技の公平性を担保するために障害の程度、区分を細分化する国際クラス分けの基準を再検討していると明らかにした。2023年まで見直しの作業を続け、最終的にIPC総会で決定する見通し。担当者は「(作業の)初期段階にあり、どこに改善の余地があるかを見極めようとしている」と述べた。選手の意見も取り入れる方針という。

パラではクラス分けの変更によって選手の境遇が一変することも多く、不明瞭な審査基準を疑問視する声もある。今大会では陸上男子車いすT52のメダル候補だった伊藤智也(バイエル薬品)が大会前のクラス分けで、障害が一つ軽いT53に変更された。

IPCは新型コロナウイルスの影響で国際クラス分けの機会となる大会を開催できなかったことから、東京大会では判定を受けられていない選手を対象として競技直前にクラス分けを実施。これまでに陸上、車いすラグビー、シッティングバレーボールなど8競技で、115人の判定が完了したと明らかにした。

この記事をシェアする