力強いショットを放つ久常。その視線は世界をとらえる(JGTO提供) 日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主催する下部ツアー「AbemaTVツアー」では、将来レギュラーツアーでの活躍を目指す選手たちが奮闘を続けている。今季はここまで、久常涼(18)=SBSホールディングス=が2勝を挙げ、賞金ランク首位に立つ。さらなる飛躍が期待されるホープに、〝未来予想図〟を聞いた。(聞き手・一色伸裕)
――ルーキーイヤーの今季、AbemaTVツアーで2勝。要因は
「ほぼすべての試合で、自分の実力以上の結果が出ている気がします。いいプレーが続いている〝流れ〟ができていますね。攻めるゴルフが得意で、このスタイルを生かせるコースが多い。セッティングも、攻めた方がアドバンテージが取れるコースセッティングになっている。その点が結果につながっているのだと思います」
――自身の持ち味は
「ティーショットが得意なので、ほかの選手が刻むところをドライバーで20ヤード、30ヤード先に飛ばしてアドバンテージをとって、次は短いクラブでチャンスを作っていく。現状の平均飛距離は300ヤードを超えるので、それを武器にしています」
――課題を挙げると
「もっと厳しいコースセッティングになったときに、よりピンポイントに打っていくショットの精度が必要になってきます。それと勝負どころでのパッティングで詰めの甘いところが多いので、その2点ですね」
――直近の目標は
「今年はAbemaツアーで結果を残すことを最優先にしています。早くもう1勝して、来年(レギュラーツアー)に向けた準備をしたい。それと賞金王。この2つを目標に掲げています」
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