グランプリに輝き、プレゼンターを務めた野村(左)とにっこり=東京・渋谷(撮影・尾崎修二) ■吉沢亮、野村周平に続け!新潟県出身の17歳
福山雅治(52)、吉沢亮(27)らを擁する大手芸能事務所、アミューズが雑誌「JUNON」と初タッグを組んだ「JUNON×AMUSE アイドルオーディション」の最終審査が18日、東京都内で行われ、8351人の応募から新潟県出身の高校3年生、磯野泉さん(17)がグランプリに輝いた。自己PRでは特技の落語を披露。「アミューズさんの看板俳優になれるように精進していきます」と元気いっぱいに誓った。
■堂々と一席披露で審査員の心をつかむ
大河ドラマの主演俳優や朝ドラのヒロインなど多くのスターを輩出してきた大手事務所の次世代を担う新星が誕生した。
プレゼンターを務めた俳優、野村周平(27)がグランプリの名前を読み上げると、磯野さんは放心状態。左手で胸を押さえ、「声が震えて、声が出ないです…」と大感激だ。
181センチの長身で野村似のイケメン。小学5年生の国語の授業を機に落語が好きになった〝落語男子〟で、自己PRでは座布団に座って堂々と落語を披露し、審査員の心をつかんだ。この日はグランプリとJR山手線とのコラボプロジェクト「LATCH!賞」をダブル受賞。賞金100万円の使い道を聞かれ、「親孝行ができたら。コロナが落ち着いたら家族で温泉旅行に行きたい」と喜びをかみしめた。
オーディションはアミューズが新たな男性アイドルを発掘すべく、2009年以来となる完全他薦スタイルで実施。最終審査にはファイナリスト14人が参加し、3チームに分かれた歌唱パフォーマンスと個人で自己PRを披露。有望株ぞろいのため運営側は急きょ、特別賞を設けるなど大激戦となった。
特技の落語で自己アピールする磯野さん■三宅裕司に才能見いだされた⁉
磯野さんは受賞後の取材で、共演したい俳優を聞かれると、藤原竜也(39)や三宅裕司(70)と告白。同席した野村は「三宅さんかいっ! 俺は?」と突っ込んだが、「小学5年生の時に(BSフジの)『落語小僧』に出て、三宅さんに『君、将来俳優いいんじゃない?』って言われた。看板俳優になって共演できたら」と瞳を輝かせた。
今後はアミューズに所属し、マルチに活躍するアイドルを目指す。「夢である俳優のスタートラインに立てたので、スタートダッシュで走り出します」と気合十分。野村は「自分を貫き通して、自分の意思をしっかり持って生活してください」と頼もしい後輩にエールを送った。
★準GPは中学3年生・澤田海瑠さん
準グランプリには兵庫県出身の中学3年生、澤田海瑠さん(15)が選ばれた。自己PRでは、英語でスピーチした後、得意の器械体操で華麗なロンダートを披露。「めちゃくちゃビックリしています」と声を弾ませた。ほかに、アミューズ特別賞を浅尾澪音さん(19)、JUNON賞を永野孔規さん(17)、LATCH!賞を岩崎友泰さん(20)と林優大さん(18)が受賞。野村とプレゼンターを務めた女優、恒松祐里(22)は「どこか現場で一緒になれたら」と共演を期待した。
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