第103回全国高校野球選手権大会第3日第3試合(沖縄尚学8―0阿南光、1回戦、16日、甲子園)沖縄尚学が阿南光(徳島)を8-0で破る快勝で、沖縄県勢の春夏通算100勝を達成した。
頼れる左腕エース・当山渚投手(3年)がマウンドで仁王立ちした。2塁を踏ませない圧巻の完封劇で、県勢100個目の白星を歴史に刻んだ。
速球は主に130キロ台だが、スライダーなど変化球を組み合わせて緩急自在に低めをついた。三回に三者三振を奪うなど打者を手玉に取り、スコアボードに刻んだKの数は12。県大会でも4試合に登板し、21回3分の1を無失点で投げ抜いた左腕が甲子園でもその実力を発揮した。
打線も阿南光の先発・森山を攻略。13安打8得点をあげた。比嘉監督は「当山は最後まで的を絞らせず、いいピッチングだった。守りも攻撃も、思った以上のものを見せてくれた」と選手をたたえた。
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