先発の北海・木村大成=甲子園球場(撮影・水島啓輔) 第103回全国高校野球選手権大会第3日第3試合(神戸国際大付2-1北海、1回戦、15日、甲子園)北海は、北海中時代の1922年(大正11)年に選手権大会初勝利を飾り、最多の39度目の出場で昭和、平成に次いで4元号での勝利をめざした。しかも神戸国際大付に選抜大会1回戦でサヨナラ負けしており、そのリベンジもかけて臨んだが、雪辱を果たせなかった。
北海の最速150キロのドラフト候補左腕・木村大成投手(3年)は先発し、二回に3本の長短打とスクイズなどで2点を先行された。
その後、北海は五回1死一、二塁で1番・山田堅真外野手(3年)の適時二塁打で1点を返したが、木村は152球で完投したものの、春に続き1点差で涙をのんだ。
木村は試合後、「同じ相手に甲子園で2回負けたのは悔しいが、力は出し切れたと思う」と振り返った。そして「周りに支えられ、甲子園の舞台に立てて、自分の中でいい投球ができたことは今後につながると思う」と手ごたえを口にし、聖地を後にした。
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