国立競技場で行われた東京五輪の閉会式

テレビ朝日の東京五輪番組担当スタッフが8日の閉会式後、東京都内で飲酒を含む宴席を集団で開き、うち社員1人が酔って転落事故を起こしていたことが10日、分かった。参加していたのは10人で、社員はカラオケ店の2階窓から落ちて足を骨折。新型コロナ対応の緊急事態宣言下にあり、都の自粛要請から完全に逸脱。五輪閉幕の解放感があったとはいえ、やり過ぎた…。

絶対に避けられない飲み会だったのか!? 花火やパフォーマンスで華やかに五輪を締めくくった閉会式。その直後、テレ朝の五輪番組担当スタッフが打ち上げ名目の宴席を〝開会〟していた。

同局によると、スタッフ10人が8日夜、東京・渋谷のカラオケ店で酒席を開いた。参加したのはスポーツ局の社員6人と社外スタッフ4人。翌9日未明、社員1人が退店の際に誤って店外に転落し、救急搬送された。

警視庁によると、社員は2階窓から転落して左足の骨を折る重傷で入院。一部報道では社員は20代女性で、9日午前4時頃に目撃者が「ビルから人が落ちてきた」と110番通報したという。

都では宣言発令を受け、酒類提供店に休業を要請。提供しない場合も午後8時までの時短を求め、都民に不要不急の外出自粛を呼び掛けている。同局も宴席を禁じる社内ルールを設けているといい、「不要不急の外出等の自粛を呼びかける立場にありながら著しく自覚を欠く行動があった」として謝罪するコメントを発表した。

9日、東京・銀座を散策するIOCのバッハ会長とみられる人物(通行人提供)

同局では4月にも、報道番組「サンデーLIVE‼」のスタッフ6人が社内での送別会後にカラオケ店に行き新型コロナに感染したと発表している。この日放送された同局系「大下容子ワイド!スクランブル」では、9日に東京・銀座を散策した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長について「家に帰るまでがオリンピック」と批判したが、ネット上では「泥酔してビルから落ちて医療機関に迷惑かける社員よりマシ」「ブーメランの競技があったら金メダル」などの声も上がっていた。

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