男子110メートル障害で準決勝進出を決め、笑顔でポーズをとる泉谷駿介=国立競技場

東京五輪第12日・陸上(3日、オリンピックスタジアム)男子110メートル障害予選で泉谷駿介(21)=順大=は13秒28の4組2着、金井大旺(25)=ミズノ=は13秒41の5組3着で日本勢57年ぶりの準決勝進出を決めた。

世界から最も遠いとも言われた種目で、今、世界の壁を破ろうとしている。現日本記録保持者で今季世界ランク3位の泉谷が、13秒28の予選4組2着で危なげなく準決勝に駒を進めた。

「少しハードリングが浮いてしまって、まだ実力を出し切れていない感じだが、それでセカンドベストはいい感じ」

スタートから飛び出し、一気に加速。9台目のハードルを振り上げた左脚で倒すアクシデントも気にせず、フィニッシュラインを駆け抜けた。

6月の日本選手権、東京五輪の代表を決める大一番で13秒06の日本新記録を樹立。今大会も、スタート前にカメラに向かってピースサインをする余裕を見せた。大舞台で実力を発揮する21歳は、初めての五輪出場に「本当に楽しい。わくわくがいっぱい」と声を弾ませた。

日本勢がこの種目で準決勝に進出するのは、1964年東京大会以来57年ぶり。一大会で複数人準決勝に進出するのは史上初めて。「実感はないが、準決勝もしっかり通過して決勝目指して頑張りたい」。日本勢初の決勝進出、そしてメダル獲得へ。進化した泉谷が世界の壁を打ち破る。

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