堂安(左)とパス交換する久保。この日は得点がなかったが、準決勝での爆発を誓った(撮影・川口良介)

東京五輪第9日・サッカー 男子準々決勝、日本0-0ニュージーランド=PK4-2(31日、カシマスタジアム)男子の準々決勝で、日本はニュージーランドと対戦し、延長を終えて0―0からのPK戦を4―2で制した。8月3日の準決勝ではスペインと顔を合わせる。MF久保建英(20)=レアル・マドリード=は勝てばメダルが確定する大一番へ闘志を燃やした。

常に主役だった背番号7が、この日は仲間をたたえる側に回った。PK戦で勝利をつかむと、MF久保は歓喜の輪に入って雄叫びをあげた。

「たまたま僕が3試合ヒーローみたいな感じで取り上げられていましたけど、チームが勝てばいい。すごくうれしい」

勝利が決まり駆け出す久保建英=31日、カシマスタジアム(撮影・川口良介)

PK戦では森保監督がキッカーの希望者を挙手で募った。「自分の番が来たら蹴るつもりでしたけど、自信を持っている選手に任せた」。信頼できる仲間に託した久保はセンターラインからPK戦の行く末を見守り、決着がつくと誰よりも早く走り出し、一番にGK谷に抱きついた。

延長を含む120分を走り抜いた。ネットを揺らすことはできず、自身の連続ゴールは3試合で止まり、チームも今大会初の無得点。「前の選手がチームに貢献できなかった。そこはしっかり反省して(準決勝は)早い時間に点を取って決めたい」。仲間に助けてもらったこの日の借りは、勝てばメダルが確定する3日の準決勝で返すつもりだ。

相手は、大会前最後の強化試合で1-1と引き分けたC組1位のスペイン。「(1次リーグの)グループが決まった瞬間から順当にいけば、準決勝はスペインだろうと(気持ちの)片隅に置いていた。ここを勝って決勝に進みたい」。10~15歳までスペインの強豪バルセロナの下部組織で育ち、今も同国でプレーする久保。成長した姿を見せるつもりだ。

「最後は8月7日(決勝)に試合がしたい。どう倒すかはどうでもいい。どんな戦いになるかわからないですけど、勝ちます。勝たせてください」

目標に掲げ、あえて公言してきた金メダル。あと2つ勝てば手にすることができる。

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