混合ダブルスで銅メダルを獲得し笑顔の渡辺勇大(左)、東野有紗組=武蔵野の森総合スポーツプラザ

混合ダブルスで、メダルを取る日が来るとは思わなかった。この種目の本格的な強化は2018年からで、2人はその先駆者。バドミントンがここまでメダルが取れずにいい流れではない中、2人の頑張りが最後に見られてよかった。

勝因は、とにかく粘り強く我慢した守備だ。苦戦した第2ゲームは風下。相手の強打に押されたが、レシーブに徹していた。たとえ決められても、1球もあきらめない姿勢は相手も嫌なもの。「もっと強く打たないといけない」「あれで決まらないのか」と心理的なプレッシャーを与え、終盤の相手のミスにつながった。女子は混合で狙われやすいが、東野選手はしっかりとラケットを振れていて、守備力が光った。渡辺選手は、東野選手の足が出なかったとき、カバーできていた。前に出るタイミングが素晴らしかった。

中国ペアとの準決勝も含め、本当に高いレベルの試合だった。今後は、混合をやりたい選手が増えてくるはず。トップ選手として走り続けてほしい。(2012年ロンドン五輪女子ダブルス銀メダリスト)

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