九回 投球する栗林=楽天生命パーク宮城(撮影・中井誠)

侍ジャパン強化試合、巨人0-5日本(25日、楽天生命)東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」の栗林良吏投手(25)=広島=が守護神として侍デビュー。1回を無安打無失点2三振と圧巻の投球を披露した。

「このまま終わるぞ、という気持ちでマウンドに上がった。シーズンと違った緊張感もありましたし、チームが勝利で終わることができてよかったです」

出番は5─0の九回だった。先頭の巨人・湯浅を直球2球で追い込み、149キロの直球で空振り三振に斬った。続く松原はフォークと直球のコンビネーションで二ゴロ、重信を落差の大きなフォークで空振りに仕留め、1イニングをわずか14球で抑えた。

初めて甲斐(ソフトバンク)とバッテリーを組み、「コミュニケーションを取っていきたいなと思う。日本のチームとして頑張っていきたい」。プロ野球のレギュラーシーズンと違う大会球については「そんなに違和感は感じない。フォークの精度はシーズンよりも低いのかな、と思うし、力が入っているのかな。最後に低めに投げたフォークを常に投げられるようにしたい」と頼もしい。

トヨタ自動車を経て、ドラフト1位で入団したルーキーは今季、開幕から守護神を務め、デビューから22試合連続無失点のプロ野球記録を打ち立てた。前半戦を終えて0勝1敗、リーグ2位の18セーブ、防御率0・53。代表でも、山崎(DeNA)、平良(西武)とともに守護神候補に挙がる右腕は28日のドミニカ共和国との1次リーグ1戦目(福島)に向け「勝ちたいという気持ちが一番なのかなと思うので、自分はどんな場面でもしっかり1つのアウトを全力に取りにいきたい」と闘志を燃やした。

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