鉄棒の演技で落下した内村航平=有明体操競技場(撮影・松永渉平)

体操・東京五輪(24日、有明体操競技場)男子予選が行われ、種目を鉄棒に絞って4大会連続の五輪に臨んだ内村航平(ジョイカル)が落下し、上位8人に入れず敗退が決まった。13・866点だった。「もう米倉に土下座して謝りたい。自分としては代表が決まってから強い気持ちでやってきたつもりだった。やってしまったことは取り返しがつかない。心、ここにあらずという感じで演技を見ていた。代表選考をともに戦った米倉に申し訳ないという気持ちしかいまは出てこない」と跳馬で初の大舞台を目指した米倉英信(徳洲会)に謝った。

「男子体操の主将としても仕事をしないといけない。見ている中で体操するのはもういいのかなと思ってしまった。やることじゃなくて、後輩たちに伝えていかなきゃいけない立場だと思った」と世代交代を実感した様子。「僕は(団体総合に)過去3回出て予選1位通過したことはない。初出場でやってのけたのは本当にすごいこと。日本で開催されて、1年延期もしている。彼らの演技からすごい気持ちが伝わってきた。心配はいらない。変にスッキリはしている。これまで準備してきたものを出せなかったのは悔しさしかない。土下座しますよ、本当に申し訳ない。僕はもう主役じゃない」と後輩たちに夢を託していた。

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