昌平・吉野が二回に適時三塁打を放ち、力強く右拳を握った(撮影・赤堀宏幸) 埼玉大会4回戦で、昌平は11-2で正智深谷に七回コールド勝ち。今秋のドラフト候補、吉野創士外野手(3年)は二回に左中間へ適時三塁打を放ち、大きなガッツポーズをつくった。
「腰が万全でなく5、6割のスイングしかできないけど、気持ちが楽になり出てしまった」
186センチ、80キロ。右打ちの3番打者は高校通算55本塁打をマークしており、この日も9球団が視察し、広島・苑田スカウト統括部長は「手首が強くて飛ばすし、懐が深い打者で楽しみ」と評価した。
4打数2安打1打点で勝利に貢献した吉野は「甲子園に出て、応援してくれた方に感謝したい」と初の甲子園大会出場へ、強い意気込みを示した。(赤堀宏幸)