約23年の結婚生活にピリオドを打った石橋と保奈美。結婚会見では幸せそうな笑みを浮かべていたが…(1998年11月撮影) お笑いコンビ、とんねるずの石橋貴明(59)と女優、鈴木保奈美(54)が離婚したことが16日、分かった。同日夜、石橋のYouTubeチャンネルで発表された。51秒の動画で直筆の連名による文書とツーショット写真が流れ、「子育てが一段落した事を機に今後は事務所社長と所属俳優として新たなパートナーシップを築いて参ります」と報告。2人は1998年に結婚し、3女をもうけている。
約23年連れ添った大御所芸人とトップ女優が、離婚を電撃発表した。
この日夜、石橋のYouTubeチャンネルに「石橋貴明 鈴木保奈美から大切なお知らせ」と題した51秒の動画が突然アップ。静かなピアノ曲が流れる中、文字だけのスライドショーで離婚がサラリと発表された。
離婚時期は明らかにせず、「子育てが一段落した事を機に 今後は所属事務所社長と所属俳優として 新たなパートナーシップを築いて参ります」と報告。笑みを浮かべたツーショット写真を披露し、「これからも私達は頑張っていきます」と直筆の連名で結んだ。
複数の関係者によると、2人は昨年の秋頃から離婚が近いとささやかれていた。
1998年に〝できちゃった婚〟。保奈美は結婚後、一時芸能界を引退。3女に恵まれ、子育てに専念していたが、主婦業をこなしながらドラマを見るうちに、再び女優として活躍したい気持ちが芽生えていった。
2011年、NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で本格的に女優復帰。その後もフジテレビ系「SUITS/スーツ」など多くの話題作に精力的に出演した。
ただ、仕事が順調になる一方、徐々に石橋との生活はすれ違いに。保奈美は昨年7月、所属する石橋の個人事務所とは別の個人事務所を設立。今年1月には一部週刊誌で、保奈美が個人名義でマンションを購入したことや、石橋の束縛が強く周囲に不満を漏らしていたなどと報じられ、夫婦仲が注目されていた。
そんな中、今春には末娘が高校を卒業。子育てが一段落し、より仕事に精を出したい保奈美と、家庭人として支えてほしかった石橋との考え方の差が、さらに溝を深めていった。
結局、保奈美から離婚を切り出したとみられ、最近は2人でじっくりと今後について話し合っていたようだ。
ただ、離婚後も保奈美は石橋の事務所に所属するという珍しい形。ある関係者は、「憎しみあっての離婚ではないからでしょう。2人には経済面で大きな財産もありますし、子供たちの将来も考えないといけない。男女の関係は終わっても、ビジネスパートナーとして関係を続けるという〝大人の選択〟なのでは」と推測した。
これからは、所属事務所社長と所属女優として、それぞれの道を歩んでいく。
石橋 貴明(いしばし・たかあき)
1961(昭和36)年10月22日生まれ、59歳。東京都出身。帝京高校卒。同校の同級生だった木梨憲武(59)と80年、お笑いコンビ「とんねるず」を結成。80年代からフジテレビ系「オールナイトフジ」「とんねるずのみなさんのおかげです。」などで人気に。NHK紅白歌合戦には2回出場し、俳優としても活躍。88年、元モデルと結婚し、娘で女優、石橋穂乃香(31)をもうけるも98年に離婚。同年、保奈美と再婚した。昨年6月、YouTubeに「貴ちゃんねるず」を開設。チャンネル登録者数は165万人を誇る。
鈴木 保奈美(すずき・ほなみ)
1966(昭和41)年8月14日生まれ、54歳。東京都出身。84年に第9回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞受賞し、86年に女優デビュー。88年にNHK連続テレビ小説「ノンちゃんの夢」に出演し、91年にフジテレビ系主演連ドラ「東京ラブストーリー」でブレーク。92年の同局系「愛という名のもとに」など出演作がヒットした。2008年から石橋の事務所であるアライバルに所属。最近では、6、7月に放送されたNHKドラマ「ひきこもり先生」にも出演。
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