中日に勝ち、スタンドのファンにあいさつする巨人・原辰徳監督=東京ドーム(撮影・矢島康弘) (セ・リーグ、巨人3-1中日、13回戦、巨人6勝5敗2分、7日、東京D)何もしないで後悔するより、早めに手を打つ。原監督の即断即決ぶりは相変わらずだ。
まず打順を大きく変えた。1番だった松原を6番に、2番のウィーラーを5番に据え、梶谷と坂本で1、2番。得点は二回の岡本和のソロ本塁打に、四回、坂本の安打に続く丸の2ラン。安打はその3本だけで、決して新打線がつながったわけではないが、不振が続きズルズルいきそうだった流れを、力ずくでせき止めた感がある。
継投もそう。七回2死無走者の場面で、先発・山口に代え、左腕・大江を投入。山口の投球数は105。できれば七回を投げ切らせ、八回の頭からリレーに入りたい。あるいは山口が走者を出したら交代…という選択肢もあるが、左打者の京田、大島と並ぶところで迷わずスイッチした。
結果を心配する前に、少しでも危機感を覚えたら、それを打ち消せる道を探り出す。原監督がチームをグイグイ動かしていることだけは間違いない。(本紙専属評論家)