横浜市長選に出馬の動きを見せる池田氏。実業界から政界に転身なるか=昨年7月撮影 任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、同22日投開票)に、プロ野球DeNA初代球団社長の池田純氏(45)が出馬する意向を持っていることが22日、分かった。地元出身で球団経営に辣腕(らつわん)をふるった池田氏だが、スポーツビジネスの経営者が自治体のトップを目指すのは極めて異例だ。人口約372万人を誇る最大の政令指定都市が舞台の市長選が、にわかに熱気を帯びてきた。
スポーツビジネスの世界から自治体首長へ、新たな有力候補が浮上だ。池田氏が横浜市長選の出馬準備へ動き出した。
関係者によると池田氏はこの日、一般社団法人さいたまスポーツコミッション(SSC)会長を退任。バスケットボール3部(B3)さいたまの社長職を既に退いていたことも判明した。
周辺は出馬の可能性を認めた上で「知名度が高く、党派のしがらみもない。手腕、発信力に期待する政財界の声は多い」と証言した。複数の関係者の話を総合すると、主要政党から公認候補としての打診もあったというが断ったといい、出馬するなら無所属が有力とみられる。
横浜市出身の池田氏は2011年12月、35歳でプロ野球DeNAの初代社長に就任。史上最年少の球団社長となった。任期の5年間で横浜スタジアムの友好的TOB(株式公開買い付け)をはじめとした改革を主導。閑古鳥が鳴く球場を満員にし、年間約24億円あった赤字を解消するなど横浜の〝空気〟を変えた経営者として知られる。
16年の退任後、さいたま市の清水勇人市長に請われ、SSC会長としてスポーツによる地域活性化に尽力。B3さいたまも1年間で黒字化し、経営を軌道に乗せた。