新体操個人の東京五輪代表選考会最終日は20日、群馬県の高崎アリーナで行われ、20歳の喜田純鈴(エンジェルRG・カガワ日中)が1位、19歳の大岩千未来(イオン)が2位となり、ともに初の五輪切符を獲得した。2016年リオデジャネイロ五輪代表の皆川夏穂(イオン)は3位に終わり、2大会連続の代表入りはならなかった。
日本体操協会の山崎浩子新体操強化本部長は個人の五輪代表に決まった喜田と大岩について「ものすごく緊張感のある中でミスはあったが、それぞれが力を出してくれた」と総括した。2日続けて計4種目をこなす日程は五輪本番と同じで「体力面や集中力が欠けてくるところがあった。やりきれるようにしないといけない」とさらなる成長を求めた。
個人の日本勢は山崎強化本部長の1984年ロサンゼルス五輪8位が最高成績。今後のDスコア(演技価値点)の底上げが鍵を握るとし「短期間で成長している。まだまだ点数を上げていけると思う」と期待した。