高校通算67本塁打で右打ちの長距離砲としてプロ注目の千葉学芸・有薗直輝内野手(3年)が19日に千葉・東金市の同校の総合グラウンドで行われた東京学館(千葉)との練習試合の第2打席で打ち上げた約6秒間の飛球(結果は遊飛)に視察したスカウトがうなった。
「あれだけ上がるのはスイングスピードがあるから。ウチの山口(航輝外野手)タイプ」とは、ロッテ・永野スカウト部長。
オリックス・牧田編成部副部長は、将来像をこう描いた。
「将来的に西武の山川のような感じかな。手首の柔らかさを感じるし、『詰まったかな?』という打球がフェンス越えになるようなバッターとして楽しみ」
試合は三回終了で雨が激しくなり、ノーゲームとなったが、1本の内野フライで評価が上がる高校生内野手は最近なかなかいない。185センチ、95キロの「目標は巨人・岡本さん、広島の鈴木誠也さん」と話す三塁手・有薗に集まる視線はこれから、さらに熱くなる。
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