テニスの四大大会第2戦、全仏オープン最終日は13日(日本時間14日)、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(34)=セルビア=が、第5シードのステファノス・チチパス(22)=ギリシャ=に6―7、2―6、6―3、6―2、6―4で逆転勝ちし、5年ぶり2度目の優勝。新王者の試合後の行動が話題を呼んだ。
優勝したジョコビッチはコートサイド最前列の少年の元に歩み寄り、試合で使用したラケットをプレゼント。その少年は、その場で声を出してこれ以上ない喜びを表した。米ヤフーは「ジョコビッチから少年ファンへのギフトは数百万円分の価値」との見出しで報道。「この日のフレンチオープンで最も幸せだったのはメンズシングルスの新王者ではないかもしれない。若い少年ファンは、唯一無二のお土産を手にしてジョコビッチ以上の喜びを表現。両手でそのラケットをしっかり握るとジャンプしながら信じられないといった様子で喜んだ」と報じた。