全日本大学野球選手権第5日(12日、神宮球場)準決勝2試合が行われ、慶大(東京六大学)は上武大(関甲新)に10―6で勝利。34年ぶり4度目の優勝を懸け、13日の決勝に臨む。福井工大(北陸)は2-0で福岡大(九州六大学)を退け、初の決勝進出を決めた。
■4番目覚めた大会初安打■
慶大・正木智也内野手(4年)がようやく目覚めた。三回に大会初安打となる先制2ランを放つと、6-6の八回2死二、三塁では左前に決勝打を運んだ。
「なかなか一本出ていなかったので(本塁打を打って)ホッとした。八回は、汚いヒットでもいいと思っていて、外の真っすぐを打てた」
4番の仕事は打点と言い切るが、2安打で決勝進出に貢献した。
堀井監督は「正木の2ランが大きかった。タイムリーも」とほめたが、六回に一時逆転を許す満塁弾を被弾。敵失に乗じて得点するなど苦しい試合展開だった。
JR東日本の監督時代は都市対抗大会の決勝に4度進出して優勝1度。短期決戦の難しさを知る指揮官は「逆転されても1点ずつ積み重ねてやっていこうと言った。決勝も今まで日吉(慶大グラウンド)でやってきたことを出し切りたい」と意気込んだ。陸の王者が34年ぶり4度目の大学日本一に挑む。(赤堀宏幸)