男子73キロ級3位決定戦 アゼルバイジャンのヒダヤト・ヘイダロフ(上)を破った橋本壮市=ブダペスト(国際柔道連盟提供・共同) 柔道の世界選手権第3日は8日、ブダペストで男女各1階級が行われ、男子73キロ級で17年覇者の橋本壮市(パーク24)は準決勝でトミー・マシアス(スウェーデン)に優勢で屈し、3位決定戦はヒダヤト・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)に延長戦で一本勝ちした。
男子73キロ級で世界ランキング1位の橋本は準決勝でマシアスに敗れ、3大会ぶり2度目の頂点を逃した。延長戦の3分近く、自身より上背があり、手足が長い同9位の相手に背中越しに帯を持たれる。隅返しで投げられ、天井を見上げた。
世界選手権3位2度の強豪ヘイダロフとの3位決定戦も延長に突入。背中を狙われた不利な体勢から、強引な大外落としで一本勝ちを収めた。「もう一度、世界王者になるところを見てもらいたい」との思いはかなわなかったが、日本勢が2010年から8大会連続で立ってきた表彰台を死守する意地を見せた。(共同)
◆橋本壮市の話「金メダルしか望んでいなかったので、悔しい限りだ。準決勝は決め手があまりなく、我慢強さが足りなかった。まだまだ世界で闘えると思う。また一からつくり、柔道の幅を広げていきたい」
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