ディクソン

【ロサンゼルス5月31日(日本時間1日)=共同ほか】野球の東京五輪米大陸予選がフロリダ州で開幕。8カ国・地域が参加して4試合が行われた。米国は投打がかみ合い、7―1でニカラグアに快勝。ベネズエラ、ドミニカ共和国、カナダも白星スタートを切った。1位のチームが五輪の出場権を得て、2、3位は最終予選に回る。

■2番手好リリーフ

名将とメジャー経験者がそろう米国代表が順調に白星発進した。2018年までエンゼルスを19シーズンに渡り指揮したマイク・ソーシア監督(62)が初陣を飾った。

「初戦としてはとてもいいゲーム運びだった。たくさんの攻撃機会があったし、守備でも重要な場面でよく守った」

攻撃陣は14安打7得点と猛攻を仕掛けた。投手陣は4投手の継投でニカラグアを5安打1得点に封じた。

2番手でリリーフした前オリックスのブランドン・ディクソン投手(36)は三回から2イニングを投げ、無安打無失点で3奪三振の好投。コロナ禍で5月にオリックスを自由契約となったが、13-20年に日本で通算49勝34セーブを挙げた右腕は、東京五輪の切符をつかみ、来日することを目標にしている。

■メジャー287発ケンプも

チーム構成はマイナー選手が中心。若く才能あふれるメンバーを経験豊富なベテランがサポートしている。DHにはドジャース在籍時の11年に39本塁打、126打点でナ・リーグ2冠に輝いたメジャー通算287本塁打のマット・ケンプ外野手(36)、三塁には5月9日までパイレーツに所属していたトッド・フレイジャー内野手(35)らメジャー経験者を配置している。

「このチームはベテランと勢いのある若手選手とのバランスが絶妙だ。だからこそ今夜は、多くのいいプレーがあった」と指揮官は胸を張った。

試合会場となったメッツのキャンプ地、ポートセントルーシーのクローバー・パークでは、3500人の観衆が声援を送った。野球大国が威信をかけて1988年のソウル(公開競技)、00年のシドニー五輪以来、3度目の金メダルを目指す。

★キューバは初戦競り負け

東京五輪米大陸予選 グループB(5月31日、ベネズエラ6-5キューバ、米フロリダ州)

キューバはベネズエラに競り負け、初戦を落とした。「4番・DH」のデスパイネ(ソフトバンク)は4打数1安打。九回の打席で空振りをした際に左肩付近を痛め、負傷交代した。同僚のモイネロは七回途中から4番手で登板して、1回⅔を1安打1失点。八回にレンジャース時代にダルビッシュ(現パドレス)とバッテリーを組んだチリーノスにカーブを左翼席に運ばれ、6点目を奪われた。


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