アストロズ戦の8回、右翼の守備に就きディアスの安打を処理するエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同) (アストロズ5-1エンゼルス、11日=日本時間12日、ヒューストン)エンゼルスの大谷翔平投手(26)は「2番・投手」として出場した八回から右翼の守備につくなど“三刀流”を実現した。投げては7回を投げて4安打、1失点、1四球、10三振、88球。2勝目はならなかったが、今季最高の投球内容で最速は98・8マイル(159キロ)をマークした。打撃は4打数1安打だった。
七回を三者凡退に打ち取り、88球。大谷はここで交代かと思われたが、八回から外野手用のグラブを手にメジャーで初めて右翼の守備についた。前回のアストロズとのシリーズでは、左翼の守備に就いたが、投手から守備に就いたのはメジャー初。この時点で1-1の同点で九回に回る打順を考慮し、マドン監督が思い切った策に出た。
1-5で迎えた九回1死の第4打席は見逃し三振に倒れた。
投手としては一回から安定。これまで18回2/3で19四球を与えていたが、この日はわずか1四球。直球の制球に加え、スライダー、スプリットの切れも良く、10三振を奪った。2桁三振はメジャー3度目で、メジャー1年目、2018年5月13日のツインズ戦以来だ。
打撃では第1、2打席は二ゴロも七回先頭の第3打席では右前打を放った。なお四回、ヨルダン・アルバレスからこの日、4個目の三振を奪ったが、これがメジャー通算100三振。大谷はこれで100奪三振、50本塁打をマークした史上4人目の選手。他の3人はベーブ・ルース、ジョニー・リンデル、リック・アンキール。
この記事をシェアする