4回、適時打を放つソフトバンク・今宮=京セラドーム大阪(撮影・斉藤友也) (パ・リーグ、オリックス-ソフトバンク、30日、京セラ)打撃不振に苦しむソフトバンクの今宮が、開幕戦以来となる複数打点をマークした。四回、1死満塁の好機で、山岡の初球を中前へはじき返すと、三塁走者に続き二塁走者のデスパイネも必死で走って生還。「チームのために何とか貢献したい。その気持ちだけで打った」と息をついた。
本来の打棒とはほど遠い状態が続き、打率1割台に低迷する。何とか調子を上げようと、試合前の打撃練習はスタッフに動画を撮影してもらい、フォームを確認するなどして修正を重ねた。
4月28日の日本ハム戦で開幕戦以来の本塁打を記録していた。この日の2点打は、縦に落ちる変化球に対して後ろ足を深く曲げ、重心を低くして巧みにさばいた。守備の名手がバットでも調子を取り戻しつつある。
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