無観客開催となったプロ野球の阪神-広島戦の試合前に、国歌が流れる中、斉唱で整列する阪神ナイン=30日午後、兵庫県西宮市の甲子園球場 阪神は30日、甲子園球場での試合が今季初めて無観客となった。政府の緊急事態宣言の対象地域内にある本拠地に広島を迎えた同日、再び聖地から歓声が消えた。宣言初日の25日に甲子園で戦った際は告知期間が短すぎるとして観客を入れた。
無人のスタンドを前に行う1軍公式戦は昨年7月9日以来。バックネット裏の席には子どもたちの直筆メッセージ入りの黄色いユニホームが置かれ、ベンチ内には応援のボードが飾られた。
甲子園では5月2日までの広島3連戦と11日の中日戦が無観客。矢野燿大監督は「苦しい時に野球をすることでメッセージみたいなものがまた送れたら」と話している。
この記事をシェアする