【シアトル(米ワシントン州)29日(日本時間30日)】敵地ミニッツメイド・パークで行われたアストロズ戦に先発したマリナーズ・菊池雄星投手(29)が、7回1死までノーヒットに抑えるなど7回を投げ、1安打、7三振。マリナーズが1|0で勝つと今季初勝利(1敗)を挙げた。試合後に行われたリモート会見での主なやり取りは以下の通り。
――初勝利
「充実感はありますね。いい勝ち方ができて、こういう勝ち方をしたかった、というものが出せた」
――登板を振り返って
「すべてのボールが、ゾーンの中で勝負ができた。特にカットは、相手が狙ってきている中で、ファウルを打たせたり、カウントを作る場面、三振を取る場面と、いい形で投げ分けることができた」
――ポイントは?
「初回、フォアボールを出してしまいましたけど、そこから冷静に、インコースのカットでショートゴロを打たせたいところで取れたっていうのが、気持ちの部分でも落ち着くことができた。アバウトではなく、インコースにと狙って取れたアウトだったので、そこで精神的に落ち着くことができた」
――良かった点は?
「ここ4試合投げてきて、自信を深めてきた。勝負どころで、惜しいなあという点の取られ方をしてましたけど、ボール自体は、このまま続けていくことが大事だと思ってました。我慢というか、結果が出るまで、焦らず続けることだと思ってましたんで、この1勝を自信にしたい」
――7回1死までノーヒットノーラン。もちろん…
「気づきますよね。ピッチャーであれば。『気づきませんでした』というのはないと思います(笑) みんな、気づいてると思います、どんな状況でも。ただ、1対0でという展開だったので、個人的なものというよりも、1点勝負の中で、0点で抑えるんだと意識した結果、七回までそういう形でいけた」
――七回1死でカルロス・コレアに初ヒットを許した。
「3|2でしたし、フォアボールを出すよりは、とにかく、いいバッターなので、真ん中にいかないように、そしてフォアボールを出さないように、というところで、まぁ、あれで良かった」
――開幕投手を努めたマルコ・ゴンザレスが離脱
「大きな柱が抜けるわけなので、一人一人が、ワンアウトでもアウトを多く取るということを意識しなければいけない。僕自身もこうやって、6回、7回、もっともっと長いイニングを投げられるようにしていくことで、チームの力になれると思うので、より意識したい」
――七回の守備。スライディングしながら処理し、一塁へ正確な送球
「やっと聞いてくれましたね(笑) スライディングしないと、多分、中途半端な体重移動になってしまうので、あれはスライディングして投げたほうがいいというのを考えたというか、西武時代に嫌というほどやらされたので、染み付いている感じですね」
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