(セ・リーグ、中日6-1阪神、5回戦、中日3勝2敗、28日、バンテリンドーム)決して甘い球ではなかったが、ヒットゾーンに連続ではじき返されて表情が曇った。阪神・青柳は3安打2失点と粘ったが、打線の援護に恵まれず2敗目を喫した。
「先発投手として先制点を与えてしまったところは反省点です」
右腕が悔やんだのは二回だ。1死から高橋周に粘られた末、四球で歩かせると、阿部にもファウルで粘られて二ゴロで2死二塁とされた。そして前夜にも打点を挙げていた木下拓に外角球を右中間へはじき返されて先制点を献上。根尾にも低めのシンカーを右前適時打にされた。
三回以降は1安打に封じる安定した投球を見せたが、七回の攻撃で代打が送られて6回3安打2失点で無念の降板となった。青柳自身はこれで2連敗だが、4試合連続でクオリティスタート(6回以上、自責3以内)を達成しており、先発としてゲームメークの役割を果たしている。
前日27日に先発した西勇に続いて、青柳でもバンテリンドームの連敗を止められなかった。この黒星を発奮材料にして、次のマウンドでやり返すだけだ。(織原祥平)
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